記録

たった5ヶ月で心地よい日常が作られたことに感謝しかない

朝になると、キッチンのほうからいろんな音が聞こえてくる。
水の流れる音、コンロに火が付く音、なにかを焼いている音。

実家にいたときにもこんな音が聞こえていた気がする。

目覚ましより先に、いろんな音で目が覚めて、リビングの扉を開けると朝から活発に動く妻の姿がある。
自分は朝が絶望的に弱いので、しばらくぼーっと眺めることしかできない。

するとこちらに気がついて、いつものように「おはよう」と挨拶を交わす。
「今日も芸術的な寝癖だね」と声をかけながら朝ご飯を食べている姿をみて、在宅勤務の俺はもう少しだけベッドに戻ることを決める。

しばらくすると妻は家を出る時間となり、ようやく頭が起きてきた俺は妻を見送り、朝ご飯の後片付けと、自分の朝ご飯作りをはじめるのだ。

同棲をはじめて5ヶ月、結婚して1ヶ月。
もう何年も経っているように感じる、心地よい日常を作り上げてくれる妻に感謝しかない。

朝はいろいろ動いてもらっているぶん、夜はこちらが動かねばならない。
「家事は女の仕事」なんていう考えは、俺らの時代には大昔の古い考えだ。

明日も同じ日常が送れるように、俺にできるかぎりのことはしっかりやって、大事な家庭を支えていく。

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