旅行記 記録

鹿児島で、一歩も宿の外に出ずに過ごすべき温泉宿「野鶴亭」に泊まりました

旅館みたいなところで、宿から出ずにダラダラしたい。
空港からはできるだけ近い所がいい。
美味しい料理とお酒を部屋で楽しみたい。

そう思っていろんな温泉地を調べていたところ、鹿児島によさげな宿を発見!
アラサーの欲望をつめこんだ過ごし方ができそうな宿…。

それが「数寄の宿 野鶴亭」(やかくてい)

鹿児島空港から車で20分ほどとアクセスがよく、送迎も無料で対応してくれる。
部屋には源泉かけ流しの内湯と露天風呂がついており、いつでも温泉が楽しめる。
数奇づくりの建物と庭園は、歩いて眺めるだけでも癒やされる。

そんな最高の宿に出会えたので、レビュー記事を書いていきたい。

空港からの送迎は高級車で来てくれる

鹿児島空港まで無料送迎があるので、今回は送迎をお願いすることに。

1番出口付近で待ち合わせということで、所定時刻に出口へ向かうと、野鶴亭のハッピを着た方が待っていてくれた。(最初気づかず外に出てしまい、なんか出口で待っている人がいたなと戻ってみたら宿の方だった・・・)

宿の送迎というと、マイクロバスやミニバンを想像するが、なんとベンツ(GLA)での送迎ではないですか!!!
宿の方いわく「安全な車であることを最優先している」とのこと。

ベンツなのでゆったり座ることができたし、宿の特徴や周辺のことを教えてくれながらの送迎で、乗っている間も楽しく過ごせた。

まずはチェックイン 抹茶と茶菓子をいただきながら

宿につくと、荷物はすべて運んでくれて、チェックインへ移る。

奥のラウンジでゆったり座りながら、必要事項を記入していると、抹茶とお茶菓子(芋ようかんとわらび餅)が運ばれてきた。
いいお宿って、こんなに至れり尽くせりなんですか!?

抹茶にしては苦みがまろやかで飲みやすく、お茶菓子もとても美味しくいただきました。

今回泊まったのは野鶴亭の閑閑庵(かんかんあん)という部屋

野鶴亭は、本館と離れ別邸に部屋が分かれており、離れの方はいわゆるスイートルームだ。

今回は、贅沢にも離れ別邸の閑閑庵(かんかんあん)というお部屋に泊まることにした。(本当は無二庵というお部屋を狙っていたけど空いておらず・・・)

離れということで、チェックインを済ませたら庭園をぐるっと回る廊下を歩いて向かう形になる。数奇づくりの建物と、よく手入れされた日本庭園を眺めながら向かうのでめちゃくちゃワクワクではありませんか!!!

お部屋につくと、案内してくれた方がそのまま部屋の説明をしてくれる。

ひのきの内湯、専用のお庭と露天風呂、広すぎるお部屋、ダイソンの家電…感動のお部屋!

扉を開けると、ザ・日本の部屋!という感じのひろーい玄関が出迎えてくれる。
お茶のお香が焚かれており、ふわっと香るお茶の匂いが心地良い。

最初に案内されたのは、自慢の内湯。半露天になっており、めちゃくちゃ広い。しかもひのき風呂!

ダイソンのドライヤーが置いてあるのも地味にテンションが上がります。
洗面台も広々としていて、使い勝手が良さそう。

続いて主室へ入る。10畳ということでかなり広い。床の間や月見台もあり、内湯に続いてテンションが高まっていく。

さらにもう一部屋、次の間がある。夜は寝室になるであろう部屋で、こちらは8畳となっている。広すぎる。

そして外には庭園と露天風呂が!!
庭園はきれいすぎるし、露天風呂はテンションが高まる(3回目)。こんな贅沢していいのかと心配にもなる。

ざっと部屋の説明が終わったので、館内の説明を受け、夕食と朝食の時間を決めたら案内は終了となる。

とろとろの温泉はいくらでも入っていられるほど気持ちいい

部屋の案内が終わったら、かるく荷物を整えていざ温泉へ!かなり早めにチェックインしたので、最初に大浴場を楽しむことに。

備え付けの作務衣に着替えて大浴場へ向かう。(個人的には、浴衣より作務衣のほうが好き。スボンになっているし、ポケットもあるので。)

まだ誰もいない大浴場を独り占めできた。
泉質はとろっとしていて、少し入っただけでも肌がツルツルになっている。

野鶴亭はシャワーからも温泉が出るらしく、温泉で洗った髪の毛はコンディショナーいらずと言えるくらいサラッサラになるのでびっくり…。

弱アルカリ性で肌にも優しいんだとか…。

大浴場を楽しんだあとは、部屋のひのき風呂を楽しむことにした。
石造りの大浴場よりも部屋のひのき風呂のほうが、柔らかくて長く入っていられる。

この日は天気も良かったので、本当に温泉日和だったのもよかった。

部屋で食べるからこそ真価を発揮する懐石料理と日本酒の組み合わせ

温泉に浸かっていると、いい感じにお腹が空いてくる。温泉を楽しんで少しゆっくりしていると夕食の時間に…。

夕食は部屋で食べる懐石料理だ。
部屋での夕食は初めてなので、ワクワクしていた。

インターホンが鳴り、夕食の準備をしてくれる。

ちょっと漢字が読めなさそうな名前が並んでいるあたり、懐石料理っぽい。

和食だったので日本酒を頼み、いざ食事がスタート!
一品ずつ運ばれてくる料理は、味はもちろん見た目も美しくて感動しっぱなしだった。

あとから聞いたが、今年の3月にリニューアルして、料理の内容から器、食材にいたるまですべて刷新したらしい。

とくに、このしゃぶしゃぶの出汁が美味しすぎる!!!!

この出汁でうどんか雑炊を食べたい。切実に。
しかしあとから聞くと、料理長のコダワリで絶対NGなんだとか。残念。
しかしそのコダワリが、この味と格式を守るのだろう。

めちゃくちゃ満足。

料理の詳細は別記事へ

夕食後は貸し切り風呂へ!(何回入るのか)

夕食は約2時間で終了。21時から貸し切り風呂を予約していたので、30分ほど時間を潰して貸切風呂へ。(本当に何回入っても飽きない温泉である)

貸し切り風呂にはタオルやアメニティが揃っており、文字通り手ぶらでいくことができる。フロントで鍵をもらっていざ貸切風呂へ。

貸切風呂もかなーーり広い。そして雰囲気が抜群によい。
ほどよく照らされた照明、石と木で造られた空間、露天から見える星空…。すべてが最高です本当に。

【至福のとき】瓶ビールで晩酌タイム

貸切風呂で再度ぽかぽかになったら、飲みたくなるのがビールである。風呂上がりのビールである。

ルームサービスが22時まで使えるので、瓶ビールとおつまみを頼んだ。
(高級旅館のルームサービスとしては)思ったより安くてびっくり。

乾き物と瓶ビールで乾杯し、将来について語るもよし、思い出話に花を咲かせるもよし、こんな場所だからこそ話せることを話すもよし、いつもと変わらない会話をするもよし。ゆっくりと流れる時間を堪能できた。

朝日で目覚め、朝風呂に入り、最高の朝食をいただく

和室ということで、カーテンはないようだ。障子を閉めて外の光を和らげて眠った。

朝になると、障子から柔らかい光が入り込んできて、小鳥のさえずりで目が覚めるという、なんともフィクションみたいな目覚め方が体験できてしまう。

そんな気持ちの良い目覚めをしたからには、朝から温泉に入らねばならないと使命感を感じるはずだ。感じないといけない。

ということで朝から温泉に浸かり、寒くてやる気のでない体を叩き起こす。
入るまでは寒さで億劫だったけど、入ってしまえばこっちのものだ。

温泉に浸かって身だしなみを整えていると、ちょうど朝食の時間になる。
夕食と違ってレストランでの朝食だ。

会場に向かうと、窓際の席にすでに我々の食事が用意されていた。

さすが離れ別邸。しっかり窓際が確保されていて助かる。

朝食は土鍋の炊きたてご飯と、たくさんのご飯のお供だ。

味付けはあっさりしつつ、素材の味が引き立っていて本当に美味しい。
間違いなく人生最高の朝食である。

なごり惜しくもチェックアウト…絶対にまた来たいと思う

朝食を終えたらあとはチェックアウトに向けて帰り支度だ。
帰りたくないし、もっと温泉と宿の雰囲気を堪能したい。でも現実は残酷なことに、帰らねばならないし、仕事も待っている。

チェックアウト前に専用庭を少し散歩したり、月見台に座ってみたりとギリギリまで楽しんだ。

チェックアウトが終わると、今度はアルファードで空港まで送ってくれる。
ベンツも良かったが、やはりアルファードのVIP感はすごい。

帰りも宿のことを色々と話してくれながら、快適に空港まで送ってもらえた。

温泉宿でゆっくりしたい、宿から出ない旅をしたい、美味しいお酒と料理を楽しみたいという方はぜひ、野鶴亭を訪れてみてほしい。絶対に満足すると思う。

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