「お客様、ご予約のお時間が違っているようです・・・」
やや気まずそうに声をかけるのは、整体の受付にいたお兄さんである。
しまった。と思った。
だいたいいつも19時に予約をしているので、19時からだと思い込んでいたら実際の予約は20時40分からだったらしい。大外れにも程がある。
(遅れそうだったから駅まで走ったのに・・・。仕方ない。)
周りで時間を潰すわけにもいかないのでいったん家に帰ることにした。
受付にいたのがいつもの担当者じゃなくて良かった。恥ずかしすぎるぜ。
最寄りに着くと雨が降っていた。嫁に言われて折り畳み傘を持って行ったのは正解だったみたいだ。
家に着くと、「予約の日程ずらせば良かったのにw」
と言われたが、時間を間違えた恥ずかしさでそんなところまで頭は回らない。
用意してくれていたご飯を食べてしばらく時間を潰したのち、また整体に向かう。
(在宅勤務の運動不足にはちょうどいい)
とかポジティブに考えていないとやってられない。
しばらく歩いてから、傘を忘れたことに気がついた。
まあ今は降ってないし、戻る時間もないから行こう。なんて考えだから、帰りはしっかり雨に打たれて帰る羽目になることは、この時の俺はまだ知らなかった。