2024年8月31日、憧れだったMINIクーパーを納車した。
免許を取る前からほしかった車種なので、実に6年越しの念願が叶ったことになる。
はじめての車購入でわからないこともたくさんあったし、維持費やローンに不安もあったけど、本当に買ってよかったと思う。
今回は、約1ヶ月ほどMINIを所有してみて、良かったところ気になるところを記録するとともに 、購入を悩んでいる人たちへ決心の後押しをしたい。
Contents
購入したMINIについて
今回私が購入したのは、第三世代最終型のMINIクーパー3ドア。
ディーゼルの選択肢もあったけど、色々迷ってガソリンにしてみた。(後述)
最終型というだけあって、先進機能もついていてスタイリッシュ。
完成度はかなり高いと思われる。
お気に入りポイントは、テールランプのユニオンジャック。
悩んだポイントとそれぞれの決め手
車の購入自体が初めてだったので、死ぬほど悩んで決めました。
悩みポイントは、大きく分けると以下の4点。
悩んだポイント
- 車を購入するかどうか
- 電気かガソリンかディーゼルか
- 3ドアか5ドアかそれ以上か
- 故障が多いらしいけど大丈夫?
車を購入するかどうか
まず最初に悩んだのは、そもそも車いる?ということだ。
私の住まいは東京寄りの千葉県。
都内ほどではないものの、交通の便はかなりよい。
駅も近いので、主要なエリアには電車で行けてしまう。
スーパーやコンビニも徒歩圏内。
車がなくても十分生活ができてしまう。
ではなぜ、車の購入を検討しはじめたのか。
一言で言えば、MINIに対する憧れである。
冒頭でも書いた通り、ずっとMINIが欲しかった。
そのうえで、千葉県に引っ越してからMINIを見かける頻度がぐっと上がった。
近くの駐車場だけでも数台停まっている。
ただ見ているだけでも憧れが増していく。
加えて、結婚が目前に迫ったことで、憧れの車に乗れるチャンスは今しかないのかも?と思い始めた。
MINIはいい車だけど利便性の高い車ではないので、乗れるタイミングは限られてしまう。
「MINIに乗るなら今しかない」と決心するに至った。
電気かガソリンかディーゼルか
エンジン種別をどうするかは大きな悩みポイントの一つだった。
色々と悩んだ結果、経済的にも使い方的にも、自分のライフスタイルに合っていると判断したのはガソリンとなった。
まず、電気という選択肢。
MINIの購入を悩む人ならご存知かもしれないが、MINIは2024年からモデルチェンジを果たし、電気自動車の選択肢が追加されている。
まだまだ電気は不便だろうと思いながらも、試乗できる機会があったので乗ってみると、めちゃくちゃ快適だった。
音は静かだし加速も滑らか、ワンペダルモードの楽さ、内装のおしゃれさなど・・・。
これは悩むと思ったものの、まだまだ充電スポットは多くないし、マンションでは自宅充電ができず経済的メリットも薄いことがわかってきたので電気の選択肢は消えた。
次にディーゼルエンジン。
パワフルで軽油なので燃料費が安く、燃費も良いので筆頭候補だったけど、使い方によってはすすが溜まって故障の原因になるらしい。
自分は毎日乗るわけでもないし、長距離よりちょい乗りが多くなることがわかっていたため、ディーゼルよりもガソリンのほうがメリットが多いだろうと判断した。
結果、先述した通りガソリンエンジンにしようと決めた。
3ドアか5ドアかそれ以上か
MINI購入を検討している人のほとんどが悩むであろうポイントとなるのが、車体サイズだろう。
私ももちろん悩んだけど、3ドアで早めに決めてしまった。
3ドアにした決め手は、「MINIっぽいから」である。
5ドア、クラブマン、クロスオーバーと、大きくなるほど使い勝手はよくなるし、後ろに人を乗せやすくもなる。
しかし、3ドアの絶妙なデザインはそれ以外では体現できないのだ。
それに、クラブマンやクロスオーバーのサイズ感を買うなら、別に今じゃなくてもいいという判断もできる。
今しか乗れない3ドアを買うからこそ、価値があるのだ!
それ以外にも、自分の用途であれば3ドアで十分であることがわかっていたこともある。
主な用途は、彼女を乗せてドライブ、スーパーなどで買い物、ゴルフ・・・。
とりあえずゴルフバッグさえ載れば、それ以外の用途は達成できるのである。
結果、MINIらしい見た目を楽しめて、ゴルフバッグも積める3ドアが一番マッチすると判断された。
故障が多いらしい
MINIを買う上で懸念点となっていたのが、故障が多いというイメージ。
輸入車の中でも、BMWやMINIはなぜか壊れやすいというイメージがある。
調べてみると、最近のMINIは輸入車の中でも壊れにくい部類に入るらしい。
特に、第三世代以降は、致命的な故障になる確率が格段に下がっているとのこと。
国産車に比べると軽微な故障は多いらしいけど、いうほどでもないというのが(ポジティブな)情報である。
私は楽観主義なので、ポジティブ情報を採用して懸念は勝手に吹き飛ばした。
実際、1ヶ月1000kmほど走ったが、全く問題はない(あったら困る)
どんな人にMINIはおすすめなのか
MINIがおすすめな人は、一言でいうと「MINIに憧れがある人」
それ以外の人にとっては、正直あまりコスパの良くないクルマになるかもしれない。
とくに、国産車と比べるとかなりコスパの悪いクルマになるだろう。
例えば、こだわりがなく同じようなサイズ感のクルマでいいなら「ヤリス」は200万円程度で買えてしまうのに対して、現行のMINIは400万円前後〜となる。
400万円あれば、CX5やヴェゼルなどの人気なSUVも射程圏内だし、中古ならハリアーやクラウンなどの高級車も狙える価格帯である。
そんな中でも、MINIのデザインがいい、走りがいい、こだわりたいという気持ちがあるならMINIを買うべきだと私は思う。
あの唯一無二のデザインは、まるでアップル製品のようにユーザーを虜にする何かを持っている。
そう思う人は、絶対に後悔しないので思い切って買ってしまおう。
逆に、現時点でMINI以外の選択肢が明確にある人は、よく考えたほうがいい。
MINI以外に選択肢があるということは、クルマに求める機能がある程度はっきりしているからだ。
荷物をたくさん載せる、後ろに人を乗せてドライブに行く、快適な乗り心地がいい、見栄を張れるクルマがいいなど・・・。
MINIでも達成できる機能なのか、そうじゃないのか、達成できるとして本当にMINIでいいのかはよく検討したうえで決めると、後悔しない選択になると思う。
MINIを買うべき人は
MINIを買うべき・・・MINIに強いあこがれがある
MINIを買うかちゃんと検討すべき・・・MINI以外に選択肢がある
【正直レビュー】1ヶ月MINIをつかってみてどうなのか
約1ヶ月、MINIを使ってみての感想は「最高の愛車を見つけた」だ。
もちろん気になる部分もあるけど、それも含めて最高に愛おしいクルマになっている。
MINIクーパー3ドアの良いところ
MINI全般に言えることも多いけど、MINIクーパー3ドアの良いところは以下の5つ
MINIのいいところ
- 意外と荷物が載る
- 遮音性が高い
- 剛性が高い
- モード切替が楽しい
- どこまでもちょうどいいサイズ感
まず、意外と荷物がのる。
3ドアなので、基本的に二人で乗るとかんがえたら後席は倒しておけるのでかなり荷物を載せれる。(でかいキャリーケースを2つ載せても余る)
しかも、後席を倒したときのラゲッジルームはフラットになるので、荷物を載せやすい。
後席を倒さなくても、日常的に使う分には何ら問題がない。
2つ目は遮音性の高さ。
ドアが厚く、密閉性も高いので閉めると外の音がかなりカットされる。
タイムズカーシェアでヤリスなどを使っていたときは、トラックの音が結構気になったりしていたけど、MINIでは全く気にならない。
3つ目は剛性の高さ。
見た目のわりに、かなりしっかりした作りになっているので、守られている感がすごい。
高速道路も不安なく走行できる。
4つ目はモード切替の楽しさ。
第三世代では、スポーツモードが用意されている。
スポーツモードにすると、間接照明が赤くなり、アクセルレスポンスが良くなる。
ハンドルも重たくなって高速道路の走行がより楽しくなる。
最後5つ目はちょうどいいサイズ感。
国産のコンパクトカーくらいのサイズ感なので、取り回しがとてもラク。
狭めの道でもスムーズに走行できる。
日本の道を走るにはかなりちょうどいいサイズ感だと想う。
MINIクーパーの気になるところ
逆に気になるポイントは以下の4つ。
悪いところではなく、人によっては気になるかも?なポイントを紹介。
MINIの気になるところ
- 燃料タンクが小さい
- ガタガタ道はダイレクトに来る
- 高速道路は走行ノイズが結構ある
- ドアが重い
1つ目は燃料タンクが小さいこと。
車体が小さいので仕方ないが、燃費の割に燃料タンクが小さいのでガソリンを入れる頻度は高め。
ガソリンモデルだとリッター12〜13km程度で、燃料タンクが40Lなので、遠出が重なるとすぐにガソリンが切れる。
2つ目は足回りの硬さ。
これは好みにもよるだろうけど、ガタガタな道はかなりダイレクトにくる。
私はあまり気にならない。
3つ目はノイズがまあまあ大きい。
遮音性が高いので周りの音は気にならないものの、走行時のノイズは結構聞こえてくる。
特に高速道路走行時は、割と音量を上げないと音楽が聞こえない。
4つ目はドアの重さ。
3ドアなのでドアが大きく、剛性の高さから分厚い。
その分しっかりしているので個人的には好きだけど、ドアの開閉はやや大変。
狭い駐車場だと気を使うかも・・・。
MINI購入に一片の悔いなし!
今のところ気になるところも最高の愛車です。
MINIがほしい、MINI以外の選択肢はあまり考えていない、という方はぜひ。
憧れのクルマほど、お出かけが楽しくなるクルマはありません!